ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国電信、メディアテックの株式取得か


ニュース 電子 作成日:2008年12月17日_記事番号:T00012338

中国電信、メディアテックの株式取得か

 
 中国通信最大手の中国電信は、台湾のIC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の株式取得を進めており、持ち株が一定比率に達した段階で、聯発科技に提携を申し入れるのではないかという観測が出ている。17日付経済日報が中国メディアを引用して伝えた。
 
 メディアテックは中国の携帯電話端末市場で、俗称「山寨機」と呼ばれるノーブランド機種を生産するメーカー向けにハード、ソフト両面でのノウハウを提供し、中国市場で商品展開する大手メーカーに大きな影響を与えているとされる。
 
 報道によると、中国電信はメディアテックの影響力を重視し、同社株式の取得を進めているという。
 
 これについて、メディアテックは「そのような話は聞いていない」とコメントした。市場関係者は中国電子が投資ファンドを通じて、投資目的でメディアテック株を取得しているのではないかとの見方を示した。
 
 業界では、株式取得が両社の提携に発展するのは困難との見方が支配的だ。メディアテックの時価総額は2,430億台湾元(約6,586億円)に達し、提携交渉を行うだけの株式を取得するには、少なくとも300億~400億元の資金が必要とみられることが理由だ。