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来年の成長率0.52%、宝華総研予測【表】


ニュース その他分野 作成日:2008年12月18日_記事番号:T00012349

来年の成長率0.52%、宝華総研予測【表】

 
 宝華総合経済研究院は17日、2009年の台湾経済の見通しを発表し、経済成長率については域内機関で最低の0.52%という予測を示した。消費者物価指数(CPI)上昇率もマイナス0.22%まで落ち込むとの予測だ。梁国源・宝華総研院長は、「今年第4四半期、外需の縮小がさらに進み、景気後退は今後も深刻化する」と指摘し、「民間企業の投資意欲も低下している中、来年は政府の内需拡大政策が唯一の希望だ」と語った。18日付工商時報が報じた。
  
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 世界経済の低迷によるマイナス影響が次々と表面化する中、主要先進国のみならず中国など新興国でも経済成長が鈍化しており、宝華総研では、台湾の輸出成長率を▽08年2.44%▽09年マイナス4.75%──、輸入成長率は▽08年マイナス1.66%▽09年マイナス6.78%──と、まれにみる2年連続のマイナス成長となると予測した。

 宝華総研の経済予測は行政院主計処(09年経済成長率2.12%を予測)よりはるかに悲観的で、「今年第3四半期にマイナスに転じた経済成長率は、来年第3四半期まで続く恐れがある」と、景気が回復するのは第4四半期以降になるとの見通しを示した。