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YUSCO、唐栄株34%取得を計画


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年12月18日_記事番号:T00012362

YUSCO、唐栄株34%取得を計画

 
 ステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)は17日、同業の唐栄鉄工廠に対する持ち株比率を34%まで引き上げる方針を取締役会で決定した。YUSCOは唐栄の経営権を取得した上で、提携、合併も視野に入れているもようだ。18日付工商時報が伝えた。

 唐栄鉄工廠は昨年民営化され、現在台湾銀行が21.38%、経済部が12.35%など政府系株主の出資比率が51%を占める。一方、YUSCO は最近、グループ会社を使って唐栄鉄工廠の株式を買い増しているとされ、既に8億台湾元(約21億7,000万円)を投じて、唐栄株を10%前後確保しているとみられる。持ち株比率を34%まで引き上げる場合、投資総額は29億4,700万元に達する見通しだ。

 YUSCOと唐栄は、将来的に合併する可能性も出てきた。ステンレス市場が低迷する中、両社の提携または合併は原料確保などの面で相乗効果も見込める。

 ステンレス生産能力はYUSCOが年80万トン、唐栄が20万トン。仮に両社が合併してもYUSCOの生産規模は世界7位で順位に変動はない見通しだ。