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陽明海運の高雄港開発、協調融資決まる


ニュース 運輸 作成日:2008年12月19日_記事番号:T00012381

陽明海運の高雄港開発、協調融資決まる

 
 陽明集団傘下の高明コンテナ埠頭(ふとう)公司は18日、高雄港洲際コンテナセンター(第6コンテナセンター)のBOT(建設、運営、譲渡)開発計画について、台北富邦銀行や兆豊銀行など13行と162億台湾元(445億5,500万円)の協調融資(シンジケートローン)契約を締結した。利率は過去数年の長期協調融資契約の中では最も低い2.385%で、融資期間は20年。19日付経済日報が伝えた。

 同計画は政府が推進する「愛台12建設」の一つで、銀行側の意欲も高く実際の調達額は25.3%超過して203億元に達した。計画では、積載能力1万TEU(20フィート換算)の大型コンテナ4隻が同時に停泊できる、吃水17.6メートルという大水深コンテナ埠頭を4基建設し、取り扱い能力は年間280万TEUに上る。

 盧峰海・陽明海運(ヤンミンライン)董事長によると、建設は予定より早く進んでおり、第1期の埠頭2基は2010年10月にテスト使用、11年1月に正式使用を開始する。その他2基は13年に竣工予定で、完成すれば高雄港は中国の上海港・洋山港に匹敵する競争力確保が期待できるという。