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中国遠洋集団、高雄港への投資意向表明【表】


ニュース 運輸 作成日:2008年12月19日_記事番号:T00012382

中国遠洋集団、高雄港への投資意向表明【表】

 
 中国最大の海運会社、中国遠洋運輸集団(COSCO、コスコ)の魏家福総裁(会長)は18日、中台間で15日スタートした海運直航による商機を好感し、高雄港への投資に向けた提携意向書を、交通部高雄港務局の謝明輝局長との間で締結した。19日付経済日報が報じた。
 
 魏総裁は、高雄港の埠頭(ふとう)設置や航路拡大、水深を確保するため海底の土砂を除去する浚渫(しゅんせつ)工事など港湾建設に協力したいと表明した。コスコは先日、大型貨物船「中遠大洋洲号」および「遠河号」を中国天津、上海から高雄に向けて就航させている。
 
 高雄港務局は、高雄港洲際コンテナターミナルの第2期工事で埠頭5基を設置予定で、来年BOT(建設、運営、譲渡)方式で施工業者を募集するという考えを明らかにした。同工事の投資額は300億台湾元(約830億円)を下らないと関係者はみている。
 
 一方、行政院大陸委員会の劉徳勲副主任委員は、中国資本による台湾投資の規制緩和には、台湾側だけでなく中国側も現行の法規を改正する必要があると指摘した。中台間の経済開放は、台湾企業による対中投資額が今年8月、上限が緩和されたが、第2段階とされる業種別の対中投資制限、第3段階とされる中国資本による台湾投資制限については実施に至っていない。
 

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