米政府の管理下で経営再建中の保険大手ＡＩＧ（アメリカン・インターナショナル・グループ）を親会社とする南山人寿保険は18日、来年営業員を8,428人増員するという計画を明らかにした。19日付工商時報が報じた。
南山人寿の潘玲嬌副総経理はまた、「来年は保障型の新商品を数多く投入する計画で、医療保険にも注力する」と抱負を語った。同社の営業員数は現在３万4,000人で業界最多となっているが、これをさらに増やすことになる。
景気悪化により電子業界などで人員削減が実施されていることとは対照的に、生保各社では増員計画が相次いでいる。アリアンツ（安聯人寿保険）も、今年年初1,200人だった営業員を年末までに1,800人まで増員し、来年はさらに3,000人まで拡大する計画だ。これにより、不調な銀行窓口販売の全体に占める割合を、昨年末85％、現時点75％から、来年はさらに60％まで引き下げる予定だ。
このほか、マスミューチュアル生命保険（三商美邦人寿保険）も現在の営業員数１万5,000人から、さらに1,000人の増員を計画している。
