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韓国が携帯電話規制緩和、HTCが市場拡大に意欲


ニュース 電子 作成日:2008年12月19日_記事番号:T00012396

韓国が携帯電話規制緩和、HTCが市場拡大に意欲

 
 韓国政府は来年4月、海外の携帯電話端末メーカーが韓国市場に進出する上で大きな障壁となっていた「WIPI」と呼ばれる独自の技術基準を撤廃する。これを受け、宏達国際電子(HTC)は来年第1四半期に韓国市場で2機種目となる新モデルを投入する。19日付電子時報が伝えた。

 韓国が導入していたWIPI基準は、韓国の携帯電話メーカーの技術に基づいたもので、事実上国内メーカー保護につながっていた。しかし、諸外国から批判を受けた韓国政府が同基準の撤廃を決めたことで、来春以降、携帯電話大手各社の韓国市場参入が進みそうだ。

 韓国の携帯電話端末市場は、サムスン電子とLG電子による寡占状態にある。 HTCは今年7月にSKテレコムと提携し、韓国市場に進出したのに続き、WIPI撤廃を見越して後続モデルを投入することにした。

 HTCは投入モデルの詳細は明らかにできないとしているが、「韓国市場は閉鎖的なので、企業顧客や大型量販店を通じた販売から着手したい」としている。

 HTCの新モデル投入は、同様に韓国市場を狙う米アップル、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)などをけん制する狙いもある。