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軍人・公務員の中国訪問、規制緩和へ


ニュース 政治 作成日:2008年12月22日_記事番号:T00012410

軍人・公務員の中国訪問、規制緩和へ

 
 劉兆玄行政院長は21日、中台交流拡大の流れを受け、政務官(政策決定に関与する公務員)、軍人、公営企業の董事長、第11等級以上の公務員について、中国への訪問交流、旅行を条件付きで解禁する方針を明らかにした。20日付聯合報が伝えた。
 
 劉行政院長は記者団との懇談で、「政務官の大陸訪問が解禁されれば、わたしのようなクラス(院長)でも訪問可能だ」と述べ、台湾側としては高官訪問の自由化も視野に入れていることを示唆した。ただ、主権問題に触れかねない高官訪問は中国側の同意が前提になる。
 
 公務員に関してはこれまで第10等級以下で中国訪問の規制が緩和されていた。行政院は国家安全保障の観点も踏まえつつ、内政部と対応を協議した上で、1週間以内に関連規定の修正案を閣議決定する方針だ。
 
 軍人、情報機関など安全保障に関わる部門の公務員については、個別審査とし、一般公務員の個人的な訪問については届け出方式とする案が有力だ。