ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

輸出支援に55億元、1月から実施検討


ニュース その他分野 作成日:2008年12月22日_記事番号:T00012411

輸出支援に55億元、1月から実施検討

 
 来年は世界規模での貿易の落ち込みが予想される中、経済部は輸出融資の拡大や輸出保険の料率引き下げなど、輸出企業の支援に今後2年で55億台湾元(約151億円)を拠出する計画だ。25日に行政院会(閣議)で承認されれば、来年1月からあらゆる産業の輸出企業が支援対象になる。22日付工商時報が報じた。
 
 経済部が計画している具体的な内容は、▽輸出企業は今後2年間、バイヤー10社の対し輸出審査費用を無料にできる▽短期輸出保険の料率を5割引にする▽輸出取引信用保険の料率を2割引にする▽新興市場への輸出信用状を用いた輸出に際し保険料8割引、損失額の全面補てん▽中国輸出入銀行による輸出融資利率の半減措置、貿易基金による輸銀への40億元支援──など。
 
 このほか、業界団体が市場開拓目的で中国を訪問する場合、補助金を現行の20%から25%に拡大する。
 
 経済部はこれらの措置に加え、新興市場の開拓や外資企業の台湾調達の強化を含めた「新鄭和計画」を今後4年で展開する計画で、これによって輸出成長の伸びを6~7%後押しできると見込んでいる。