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富邦金がアモイ商銀に出資、業務拡大を目指す


ニュース 金融 作成日:2008年12月22日_記事番号:T00012421

富邦金がアモイ商銀に出資、業務拡大を目指す

 
 富邦金融控股(富邦金)の香港子会社、香港富邦銀行は20日、アモイ市商業銀行に2億3,000万人民元(約30億円)を出資、19.99%の株式を取得して、民間法人最大の株主となり、行長(頭取)、財務総監(最高財務責任者、CFO)、風控総監(最高リスク管理責任者、CRO)の主要3ポストの指名権を獲得した。アモイ商銀の行長には高朝陽・現台北富邦銀行総経理が就任し、早急に組織改編に着手する予定だ。21日付蘋果日報が報じた。

 アモイ商銀の李晋頤董事によると、組織改編後、アモイ商銀、香港富邦銀、富邦金の間にプラットフォームを形成し、中国に進出する台湾企業(台商)にサービスを提供する計画だ。台商が必要とするサービスのうち、台湾元を含む外貨取り扱い業務はは富邦金と香港富邦銀行が、人民元取り扱い業務はアモイ商銀は主に担当する。

 李董事はまた、将来は福建省泉州市のほか、金門地区などにも展開を拡大する考えを示し、台湾本島への進出にも「とても期待している」と語った。

 また同時にアモイ市財政局も、同行に追加出資を行い出資比率を26.7%とし、今回の増資を経て同行の資本金額は10億人民元に達した。