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奇美電、華北にモジュール工場計画か


ニュース 電子 作成日:2008年12月22日_記事番号:T00012433

奇美電、華北にモジュール工場計画か

 
 中国政府が農村に家電を普及させるため推進している「家電下郷」計画により、中国の中小規模都市の液晶テレビ市場で90%までシェアを拡大しているとされる奇美電子(CMO)が、華北地区に液晶モジュール工場を設置するとの観測が浮上している。22日付経済日報が報じた。

 この観測について奇美電は、「同地区での需要を考慮すると、モジュール工場を設置する可能性を否定しないが、現在のところ明確な計画はない」とコメントしている。

 奇美電は、中国市場を同社成長のための重要市場と位置付けており、同社の全出荷量に占める中国向けの割合は50%に達している。また、中国市場で国際的大手との競争に生き残るべく、地場ブランドと共同して同市場に適した製品を開発するなどしている。

 経済日報によると現在、「家電下郷」計画のうち、26インチ型液晶テレビの100%、22インチ型の60%で奇美電の省エネルギーパネルが採用されている。さらに同計画は来年2月1日から適用範囲がこれまでの14省から中国全土に拡大される予定で、奇美電の中国展開にとっても有利に働くとみられる。