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「浮気で1億元賠償」契約、破って慰謝料150万元判決


ニュース 社会 作成日:2008年12月23日_記事番号:T00012441

「浮気で1億元賠償」契約、破って慰謝料150万元判決

 
 「浮気したら1億台湾元(約2億7,300万円)の賠償金を支払う」という契約を結んで結婚した男性が、浮気して妻に賠償金の支払いを求められた裁判で、板橋地方法院(裁判所、台北県)はこのほど、夫に150万元の支払いを命じた。裁判所は量刑判断について「相場に基づいて」行ったとしている。23日付聯合報が伝えた。

 訴えられたのは南部の地主でもある50代男性。この男性は2005年4月、ナイトクラブに勤めていた30代の女性を熱心に口説き落として結婚した。女性はそれまでの放蕩(ほうとう)ぶりを知っていたため、「浮気をした場合は1億元支払う」という契約書を交わした。しかし夫は4カ月目に浮気がばれ、契約違反として賠償金4,500万元を請求された。

 夫は「婚姻と性行為の自由を侵害するこの契約は無効」と反論したものの、裁判所は「公序良俗に反するものではない」と契約書の有効性を認めた。ただし、1億元は負担が重過ぎるとして判決は150万元に落ち着いた。妻側の弁護士によると夫婦間には係争中の案件が多数あるが、和解に向けた話し合いが進んでいるという。