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宝来証券香港、10年にも香港上場


ニュース 金融 作成日:2008年12月23日_記事番号:T00012452

宝来証券香港、10年にも香港上場

 
 宝来証券の香港子会社、宝来証券香港の劉国安総経理は22日、2010年をめどに台湾系証券会社として初めて香港上場を目指す方針を明らかにした。23日付経済日報が伝えた。

 証券業界が金融危機で苦しい経営を迫られる中、宝来証券香港は今年、1億台湾元(約2億7,400万円)の利益を見込んでおり、3年連続の黒字を確実視している。同社は香港での業務拡大に向け、従業員数を90人から270人に増やしたほか、外国為替など香港での新たな業務免許も取得した。来年第1四半期には上場投資信託(ETF)の「台湾卓越50指数株式型ファンド」を香港に上場させる予定だ。

 同ファンドの上場により、中国の適格国内機関投資家(QDII)など中国資本が香港市場で台湾の有力企業に間接出資できるようになる。

 宝来証券香港は今年8月に台湾の証券会社としては香港で初の投資ファンドとなる「宝来台湾株式ファンド」を発売した。運用利回りはマイナス19%だが、市場全体の下落幅よりは良好な運用実績を残している。