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民進党サイトにハッカー侵入、五星紅旗に塗り替え


ニュース 社会 作成日:2008年12月24日_記事番号:T00012472

民進党サイトにハッカー侵入、五星紅旗に塗り替え

 
 野党・民進党のインターネットサイトが23日早朝、ハッカーの侵入被害に遭っていたことが判明した。ハッカーは、サイト内の蔡英文党主席の写真や資料などを削除し、中国の国旗である五星紅旗の図案で覆ったほか、民進党批判の文章を掲載していた。

 サイトがハッキングされたのは23日午前0時48分。勤務時間外だったことから、党側は出勤時間の午前8時になるまで被害に気付かなかった。改ざんされたサイトに仰天した同党は、すぐにサイトを一時閉鎖して調査と修復作業を開始。早ければきょう24日にも復旧の見通しだという。

 「馬駿哥哥」と名乗るこのハッカーは、「われわれ民進党は間違っていた…」と題する偽のニュースリリースを掲載。「当時、陳水扁がわれわれに台湾独立を主張させたが、実はわれわれはとっくに祖国に戻りたいと思っていた…」「台湾省裁判所が陳水扁を保釈したことに抗議する」など簡体字の中国語による文章を残している。

 サイトが被害を受けた23日はちょうど、中国から寄贈された2頭のパンダ「団団」と「円円」が台湾に到着した日。民進党では五星紅旗や簡体字、文章の内容から、中国のハッカーによる仕業と見て、激しく非難している。

 同党のネットサイトはこれまでにも2回、中国のハッカーによる被害を受けている。コンピューターのセキュリティ強化も、同党が早急に取り組まねばならない課題のようだ。