ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

円山大飯店董事長、「改革なければ3年で破産」


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年12月24日_記事番号:T00012485

円山大飯店董事長、「改革なければ3年で破産」

 
 円山大飯店(グランドホテル)の経営母体である財団法人・台湾敦睦聯誼会の張学労董事長は、傘下の会員制クラブ「高雄円山聯誼会」が20日営業を停止して解雇された従業員108人との間で紛争が起きたことについて、「円山大飯店は現在少なくとも年間2億5,000万台湾元(約6億8,700万円)の赤字を出しており、今改革を実施しなければ、3年で破産する」と語り、聯誼会の閉鎖は避けられなったという考えを示した。24日付経済日報が報じた。

 張董事長によると、台湾敦睦聯誼会の下では長らく、▽台北円山大飯店▽台北円山聯誼会▽高雄円山大飯店▽高雄円山聯誼会──の4組織が南北別々に分かれ、特に高雄側では不透明な経営が続いてきたという。張董事長は、今後高雄円山大飯店と高雄円山聯誼会を統合して、聯誼会の保有するプールなどの施設をホテルの利用客に開放し、サービスの質を高めたいとしている。

 張董事長はまた、「解雇を受けた高雄円山聯誼会の従業員のうち、やる気のある者は高雄円山大飯店で再雇用する。このやり方に多くの従業員は納得している」と語り、「文句を言っているのは既得権益を持つ一部の者だけだ」と妥協する考えのないことを明らかにした。