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肝がん薬好調、健喬信元に大幅増収観測


ニュース その他製造 作成日:2008年12月24日_記事番号:T00012487

肝がん薬好調、健喬信元に大幅増収観測

 
 健喬信元医薬科技(シンモサ・バイオファーマ)は、肝がん治療薬の「イットリウム90球状粒子」の販売が好調で、採用病院が6カ所に増えた。証券業界は同社が大幅増収を達成すると見込んでいる。24日付工商時報が伝えた。

 イットリウム90球状粒子は、注射方式で血液を通じて患部に入ると、ベータ線を放出してがん細胞を破壊する働きを持ち、既に、▽台北栄民総医院▽高雄医学大学附設医院▽中国医薬大学附設医院▽基隆長庚医院▽奇美医院▽柳営医院──で相次ぎ採用された。今後も多くの病院で採用が見込まれ、収益に貢献するとみられる。

 同社の1~11月の売上高は不景気下でも前年同期比2.22%増の6億8,200万台湾元(約18億7,000万円)を達成した。ただ、バイオ医薬分野の赤字で1~9月の最終利益は同86.8%減の454万元にとどまっている。

 同社はこのほか、協和発酵キリンから心血管用医薬品、キッセイ薬品工業から前立腺用医薬品の生産を受託しており、利益に貢献しそうだ。