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奇美電の派遣リストラ、許文龍氏が「申し訳ない」


ニュース 電子 作成日:2008年12月24日_記事番号:T00012494

奇美電の派遣リストラ、許文龍氏が「申し訳ない」

 
 奇美集団創業者の許文龍氏は商業周刊とのインタビューで、傘下の液晶パネルメーカー奇美電子(CMO)が、派遣労働者の中途での契約打ち切りを発表したことについて、「非常に申し訳ない。彼ら(派遣労働者)に何と言えばよいか分からない。私もつらいがどうしようもない」と胸の内を明かした。24日付経済日報が報じた。

 許氏は奇美電の株主に損失を与えたことについても、「確かに韓国LG電子やサムスン、友達光電(AUO)のほうが、われわれよりうまくやっている。この点についてわたしは謝罪しなければならない」と語った。

 さらに、「今後パネル事業を継続していくつもりか」との質問に対し、許氏は「パネル業は社会的に重要性のある産業であり、奇美だけのものではない。われわれが経営を支えられなくなれば、別の人に譲る。必ずしも許文龍が経営する必要はない」と語った。その上で、提携・合併などを含むパネル業界再編について、「適当な時期に政府が主導すべき」との考えを示し、「社会、国家に良いことであれば、われわれが政府の要望を拒絶する理由はない」と語った。