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ユニマイクロン、FC基板ラインを停止【図】


ニュース 電子 作成日:2008年12月24日_記事番号:T00012498

ユニマイクロン、FC基板ラインを停止【図】

 
 プリント基板(PCB)最大手、欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)の沈再生スポークスパーソンは、同社がフリップチップ(FC)基板の生産ラインを停止したという観測について、「このところ景気が非常に悪く、第4四半期の生産能力利用率は6割を割っている。今後さらに低下するとみられる中、生産調整を行うことは必然だ」と発言し、生産ラインの停止を認めた。24日付蘋果日報が報じた。
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 ユニマイクロンのフリップチップ(FC)基板については、台北県の三鶯工場で生産された製品に瑕疵(かし)が見つかったため、顧客からの返品や発注先の切り替えに遭って、同製品の生産ラインを停止したとの観測が出ていた。沈スポークスパーソンは、「顧客から一定の注文は残っており、全ラインを止めるわけにはいかないが、今後も無給休暇などの措置も併せ、さらに積極的な生産調整を行う」という方針を語っている。同社は管理職で10~30%の減給を実施しているとの観測もある。

 蘋果日報によると、世界的な不景気による電子製品などの消費の冷え込みは、関連サプライヤーにも深刻な影響を及ぼしており、IC基板業界では12月、生産能力利用率が50%をわずかに上回る程度まで落ち込んでいるという。来年第1四半期はさらに受注が減少する見通しだ。