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蘇花高速道路の建設断念、高規格道路を建設へ


ニュース 運輸 作成日:2008年12月25日_記事番号:T00012514

蘇花高速道路の建設断念、高規格道路を建設へ

 
 毛治国交通部長は24日、建設の是非をめぐり決定が二転三転した蘇花高速道路(蘇澳~花蓮間)の建設を見送り、代わりに既存の幹線道路「蘇花公路」に並行して山間部を走る快速道路(高規格道路)を建設する方針を明らかにした。25日付経済日報が伝えた。

 代替案として建設される快速道路は、蘇澳と崇徳(花蓮県秀林郷)を結ぶ案が有力で、今年下半期に整備計画をまとめ、環境影響評価の手続きに入る予定だ。建設費は算定されていないが、財源に関しては公共建設強化特別予算には含めず、交通部の通常予算を充てる方向だ。

 交通部路政司は、山間部ルートの建設費は蘇花高速道路を建設するよりはるかに抑制できるとし、施工事務は交通部公路総局が担当することになるとの見方を示した。

 蘇花高速道路の建設見送りは環境問題などで建設慎重論が根強いことに配慮したものだが、代替案の快速道路も事実上の高速道路ではないかと批判を浴びる可能性が高く、今後も論議を呼びそうだ。