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作成日：2008年12月25日_記事番号：T00012532
精英電脳、マザーボード事業整理に着手か
精英電脳（ＥＣＳ）が組織再編およびマザーボード事業の整理に着手しているとの観測が出ている。ただ、同社は「聞いたことがない」と否定した。25日付電子時報が報じた。
同社の自社ブランド製品はかつて、マザーボード市場でシェア首位を獲得したこともあるが、近年は華碩電脳（ＡＳＵＳ）や技嘉科技（ギガバイト・テクノロジー）に押され、ＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）業務が中心となっている。
観測によると同社は、現在主軸となっているＯＥＭ部門と自社ブランド販売部門を既に分割し、自社ブランド製品の出荷比率拡大に向けブランドイメージの強化に努めているもようだ。また、新たなマーケティング戦略を取り入れるため、以前同社に在籍し、その後ギガバイトの執行副総裁や鴻海精密工業の総経理特別助理を歴任した江国祥氏を呼び戻すことも計画しているとされる。
さらに来年は、低価格ノートパソコン（ネットブック）やモバイル・インターネット・デバイス（ＭＩＤ）関連製品の発展を重点目標としており、パソコン市場に自社ブランドで参入するという観測も出ている。
