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作成日：2008年12月26日_記事番号：T00012539
陳前総統、李登輝元総統を資金洗浄で告発
マネーロンダリング（資金洗浄）などの罪で起訴され保釈中の陳水扁前総統が、李登輝元総統を16億台湾元（約44億円）の資金洗浄を行った罪で告発したことが明らかになった。中央社などが26日報じた。
これは陳前総統による告発を伝えた時報週刊の報道を最高検察署特別偵査組（特捜部）が26日認め、既に捜査に着手したことを明らかにしたもので、前総統が前任総統を告発するという異例の事態となった。
時報週刊の報道によると、陳前総統の告発内容はマネーロンダリング事件で懲役10年の一審判決を受けた葉盛茂・前法務部調査局長が提供した情報に基づいており、「16億元のうち10億元はシンガポールに送金されたが、最終的にどこに行ったかは不明」などとしているという。
陳前総統の告発について、李元総統が精神的指導者を務める台湾団結聯盟（台聯）の林志嘉秘書長は26日、「自分の罪をごまかすための行為であることは誰の目にも明らかだ。李元総統の潔白には100％の自信がある」と反発した。
