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M2が5.05%上昇、1年半ぶり高水準


ニュース 金融 作成日:2008年12月26日_記事番号:T00012548

M2が5.05%上昇、1年半ぶり高水準

 
 中央銀行は25日、11月の通貨供給量(マネーサプライ)の統計を発表した。代表的な指標であるM2の伸び率は年率5.05%で、前月から0.96ポイント上昇。2007年5月以来で最高となった。26日付経済日報が伝えた。

 中央銀行経済研究処の厳宗大処長はM2上昇率が高くなった原因について、金融危機の影響で海外から引き揚げられた資金が定期預金に回ったためと指摘した。11月末の金融機関全体の定期預金は前月から2,404億台湾元増加して19兆3,000億元(約52兆9,000億円)に達し、前年比の伸び率は9.28%と、06年4月以来の高い数値となった。

 一方、株式市場への資金流入は少なく、M1Bはマイナス3.55%と低い水準にとどまった。厳処長によると11月の台湾株式場の売買高は1日平均557億元と06年5月以来の低い水準となった。