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作成日：2008年12月26日_記事番号：T00012557
鴻海、一部幹部社員が「年俸１元」
鴻海精密工業では、業績低迷を打開するため、従業員の減給を含めた不況対策が本格化している。郭台銘董事長が2005年から役員報酬を辞退し、董事長の給与として形式的に年俸１台湾元（約2.74円）のみ受け取っているのに倣って、年俸をわずか１元しか受け取らないと宣言する幹部社員も現れたようだ。26日付経済日報が伝えた。
同社は先ごろ、従業員の基本給を来年１月から職位によって５～10％カットする減給措置を実施すると通知した。一部で同社が新入社員のボーナス支給を取りやめたとのうわさが流れていることについては否定した。
郭同社董事長が、「景気は皆さんが想像するより３倍悪い。最悪の時期はまだ来ていない」と指摘するように、同社は今後の景気見通しに厳しい認識を示している。
同社の11月の売上高は1,348億元で前月に比べ20％落ち込んだ。ただ、前年同月に比べれば0.98％の微増だった。12月は前年同月比でも５年ぶりの減少が確実視されている。
