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力晶が第2弾支援要請、プロモス統合が主軸か【表】


ニュース 電子 作成日:2008年12月26日_記事番号:T00012561

力晶が第2弾支援要請、プロモス統合が主軸か【表】

 
 DRAM最大手の力晶半導体(パワーチップ・セミコンダクター、PSC)はきょう26日経済部に対し、22日の自社単独での支援要請に続き、第2弾となる支援要請を行う。今回の要請で力晶は、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)を、力晶とエルピーダメモリ、両社合弁の瑞晶電子(レックスチップエレクトロニクス)から成る「エルピーダ陣営」に統合することを主軸とする業界再編計画を提出するとみられる。プロモスの統合が実現すればエルピーダ陣営は、サムスン電子を上回り、世界最大のDRAM陣営となる。26日付経済日報が報じた。
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 譚仲民・力晶副総経理は25日、レックスチップを土台にして域内メーカーを統合する計画を提出すると説明した。プロモスについては、「財務問題が解決できれば当然統合の対象となる」と表明している。

 現在、エルピーダ陣営以外に、南亜科技・華亜科技(イノテラ・メモリーズ)を含む米マイクロン陣営や韓ハイニックス半導体陣営もプロモス統合に意欲を示しているとされる。しかし業界では、エルピーダの台湾への直接投資が250億台湾元(約690億円)に上り、政府の「共同投資、共同研究開発(R&D)」という方針に最も合致するため、政府は同陣営加入を仲介する可能性が最も高いとみている。

 一方マイクロン陣営は、プロモスに対し統合後はNAND型フラッシュメモリー生産に専念することを望んでいるとされ、プロモスがこれに同意しないとみられることから、同陣営のプロモス獲得は実現の可能性が低そうだ。