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陳前総統を再拘置、「逃亡の恐れ」と台北地裁


ニュース 政治 作成日:2009年1月5日_記事番号:T00012578

陳前総統を再拘置、「逃亡の恐れ」と台北地裁

 
 マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪などで起訴され、保釈されていた陳水扁前総統が12月30日未明、裁判所による保釈取り消し決定を受け再拘置された。30日付台湾各紙が伝えた。

 台北地裁は12月13日に陳前総統の保釈を決定し、検察側が不服を申し立てた準抗告でも同月17日に保釈維持の決定を下していた。

 台北地裁は同月29日午後から30日未明にかけ、10時間以上にわたり保釈の是非をめぐる審理を行い、最終的に「逃亡と口裏合わせの恐れがある」として、保釈決定を取り消した。

 検察は陳前総統の起訴事実が最高で無期懲役の判決を受ける可能性がある重罪である点や収賄やマネーロンダリングによる不正利得が十数億台湾元(1台湾元=約2.8円)に達することなどから保釈は不当と指摘。また、「退任した『国家元首』の人権を一介の市民と同等に扱うのはおかしい」と世論を代弁する主張を展開した。

 これに対し、弁護側は逃亡の恐れはないなどとして、保釈決定の維持を求めていた。