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AUO、太陽電池分野に50億元投資


ニュース 電子 作成日:2009年1月5日_記事番号:T00012598

AUO、太陽電池分野に50億元投資

 
 液晶パネル最大手の友達光電(AUO)は12月30日、総経理室直属の「エネルギープロジェクト室」を開設し、薄膜太陽電池の第3代技術に参入すると発表した。2009年中に中部科学工業園区(中科)に実験生産ラインを設置する。初期投資額は50億台湾元(約140億円)を見込む。31日付自由時報が伝えた。

 同社はこの時点で太陽電池分野に参入する理由について、「近年技術が十分に成熟し、第3代技術では(太陽光を電力に変える)変換効率が10%以上に達するなど技術と生産工程が時宜にかなっているためだ」と指摘した。

 陳来助同社総経理は、太陽電池産業への進出について「独創的な方法を取る」と述べており、AUOは設備メーカーとの共同開発を視野に入れているとみられる。

 液晶パネル業界2位の奇美電子(CMO)は既に太陽電池パネルへの参入を決めており、08年初めに奇美能源(チーメイ・エナジー)を設立している。初期投資額は20億元で、1本目の生産ライン(月産25MW)は試験生産に入っている。量産は09年上半期を見込む。