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1月の液晶パネル価格、半年ぶり上昇へ【表】


ニュース 電子 作成日:2009年1月5日_記事番号:T00012599

1月の液晶パネル価格、半年ぶり上昇へ【表】

 
 1月の液晶パネル価格は、19インチ型、18.5インチワイド型モニター向けで3~5米ドル上昇するなど、約6カ月ぶりに反発するとの見方を、市場調査会社、ディスプレイサーチが示した。需要の増加はまだみられないが、減産効果が現れ、価格は既に谷底に達したもようだ。5日付工商時報などが報じた。

 ディスプレイサーチの謝勤益副総裁は4日、19インチ、18.5インチワイドモニターパネルの値上げを下流メーカーが承諾したほか、テレビ、ノートパソコン(ノートPC)パネル価格も1月は下がらず横ばいとなるとの見方を示した。

 今回の価格上昇は、パネル各社が生産能力利用率を過去最低の40~50%まで引き下げて供給量を減らしていることが主因で、1月には利用率を30%まで下げる企業も出そうだ。またパネル価格は現在、全面的に現金コストを下回っており、メーカーが受注を拒絶していることも背景にあるようだ。

 一方、台湾の市場調査会社ウィッツビュー・テクノロジーは、奇美電子(CMO)、中華映管(CPT)、サムスン電子などが1月から値上げを求めているものの、価格が上昇に向かうのはモニター向けで2月から、テレビ、ノートPC向けは第2四半期以降になるとの予測を示した。
 
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