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プロモスの500億元返済延期、銀行団が同意


ニュース 電子 作成日:2009年1月5日_記事番号:T00012602

プロモスの500億元返済延期、銀行団が同意

 
 業績悪化で経営難に陥っている大手DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)が政府に協力を要請していた融資返済期限の延期について4日、約500億台湾元(約1,400億円)余りの返済を半年間延期することで既に債権銀行団から同意を得たことが明らかになった。5日付経済日報が報じた。

 プロモスの返済延期に対する債権行からの同意獲得は、DRAM業界で初めてのケースだ。同じく力晶半導体(PSC)が政府に要請している返済延期案について政府関係者は、「利息返済が滞りなく行われ、経営状況が正常な企業であれば大部分の銀行は半年間の延長に同意する」としている。また、ある銀行幹部は、「DRAMメーカーの融資利率はもともと高くなく、産業政策の面から企業に対し利息引き下げや、さらなる返済の繰り延べを検討することも可能」と語った。

 ただ銀行側は、資金の不足するDRAMメーカーへの追加融資については態度を保留しており、一部の銀行からは「難しい」との声も上がっている。