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賃貸族、不景気で郊外に引っ越し


ニュース 建設 作成日:2009年1月6日_記事番号:T00012618

賃貸族、不景気で郊外に引っ越し

 
 不動産業者によると、不景気の中、賃貸住宅の利用者が家賃の高い台北市中心部から、郊外に引っ越す傾向が顕著になっているもようだ。6日付工商時報が報じた。
 
 城市租屋網の張権彬総経理によると、都市交通システム(MRT)板南線の忠孝復興駅(大安区)エリアではバス・トイレ付きワンルームマンションの平均賃貸料は1万3,268台湾元(約3万7,400円)だが、昆陽駅(南港区)付近では8,862元と4,406元もの差があり、引っ越しの誘因になっている。
 
 また、南勢角線沿線では、古亭駅エリアに居住していた賃貸住宅居住者が約3,000元安い頂渓駅エリアに移り、頂渓駅エリアの居住者がさらに1,000~2,000元安い南勢角駅一帯に引っ越す現象が起きているという。
 
 このほか、平均賃貸料8,860元の板橋駅付近から7,938元の土城駅・永寧駅エリアに引っ越す者もいる。
 
 最近は、仕事を失って郷里に帰るため、賃貸住宅を引き払う人も多い。台湾租屋網の李恵心総経理によると、こうした影響で最近の賃貸住宅市場は借り手市場になっており、値引き余地は約1割に上っている。