受動部品最大手、国巨電子（ヤゲオ）に、高雄工場の在庫調整のため今月17日～来月16日の１カ月に及ぶ春節（旧正月）休暇を実施するという観測が出ている。事実とすれば、受動部品メーカーが採る休暇措置としては、今回の不況下で最長だ。これについて国巨は、「一部生産ラインで休暇中にメンテナンスを行うため、従業員に対し長めの休暇を奨励している」と語っている。13日付経済日報が報じた。
国巨はまた、今回の休暇は有給休暇であり、それは高雄工場も中国工場も同じであると説明した。その上で、春節後の新年会（春酒）開催を取りやめた分の費用を春節ボーナス（年終奨金）に上乗せして、早めに支給するなど、休暇を安心して過ごせるよう配慮すると強調した。
同社は、「不景気対策として、昨年下半期から従業員を10％以上削減して組織再編を行い、コスト削減に努めている」と説明した。
