ニュース 電子 作成日:2026年5月8日_記事番号:T00128344
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は7日、新竹科学園区(竹科、新竹サイエンスパーク)銅鑼科学園区(苗栗県銅鑼郷)にデータセンター(DC)を設置し、第1期が稼働したと発表した。全3期で、それぞれ15メガワット(MW)、合計45MWとなる予定だ。AI(人工知能)モデルのトレーニング(学習)のほか、電子設計自動化(EDA)ツールの演算を担い、スマートフォンや特定用途向けIC(ASIC)、Wi-Fiなど各種半導体チップ開発を支援する。8日付工商時報などが報じた。
メディアテックのデータセンター(7日=中央社)
メディアテックのデータセンターは、グラフィックスプロセッサー(GPU)大手の米エヌビディアの「DGX B200」を採用したAIデータセンタープラットフォーム「DGXスーパーPOD」を台湾で初めて使用した。
大規模な液浸冷却システムを導入した。省エネルギーで、空気中のホコリを遮断し、冷却ファンの騒音や振動を排除するため、サーバーの安定性が向上し、寿命が延びる。
電力供給は、半導体製造工場レベルの設計だ。メディアテックは、たとえ外部からの電力供給に異常が生じても、データセンターの稼働を継続し、地域で計画停電(輪番停電)が実施されても影響を受けないと説明した。
メディアテックは、現在、AIモデルのトレーニングと推論は月間1380億トークン以上で、学習のイテレーションは月間2万4000回に上ると説明した。昨年末に公表した600億トークンと比べ、半年足らずで倍増した。AI研究開発需要の拡大を反映している。
■デルタなどが協力
メディアテックはデータセンターのサプライヤーを公表していないが、▽電源ユニット(PSU)大手、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)、▽技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)、▽信驊科技(エースピード・テクノロジー)──などとみられている。
ギガバイトはAIサーバー、デルタは放熱システム、エースピードはデータセンター内の自律走行型の巡回点検ロボットを提供したようだ。
メディアテックは、自律走行型の巡回点検ロボットによって、保守・点検の時間が年間1000時間削減できると説明した。
■メディアテック株価急騰
メディアテックの株価は6日、直近6営業日の上昇率が35.8%に上り、上昇幅が815台湾元(約4100円)を上回った。このため、7日から取引規制対象となり、5分ごとの取引(板寄せ売買)に変更された。7日の終値は前営業日比10元(0.3%)下落し、3420元となった。
金融監督管理委員会(金管会)の彭金隆・主任委員は7日、主力大型株を規制対象から除外するなどの措置を検討すると説明した。
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