ニュース 商業・サービス 作成日:2026年5月29日_記事番号:T00128748
書店・雑貨チェーン大手、誠品生活(エリート・スペクトラム)の呉旻潔(マーシー・ウー)・董事長は28日の株主総会で、2027年に大阪市の「なんばマルイ」に出店すると発表した。東京の日本橋に続く日本2号店となる。日本3号店も協議中だ。台湾では27年に台北市中正区の公館で出店する予定で、28年に総取扱高(テナント売上高含む)300億台湾元(約1500億円)を目指す。29日付工商時報などが報じた。
誠品生活の難波店は、1日100万人が行き交う難波駅そばにできる(誠品生活リリースより)
誠品生活の難波店は、19年9月に開業した誠品生活日本橋を運営している書店大手の有隣堂(本社・神奈川県横浜市)が担う。
呉・董事長は、難波店は誠品生活日本橋の800坪より狭いが、アニメなどのIPコンテンツなどで、若者を取り込みたいと説明した。日本3店目の出店についても交渉中で、時期が来れば発表すると語った。
台湾の出店は、▽27年、公館で3000坪の大型店、▽28年、台湾高速鉄路(高鉄)桃園駅前で5000坪の独立店舗──のほかにも、大型店舗の出店を協議中だ。今後3年は毎年1店以上の大型店舗をオープンする計画だ。
誠品生活は現在、台湾のほか、▽香港、▽中国、▽日本、▽マレーシア──に計49店を展開している。
25年総取扱高(テナント売上高含む)は260億元だった。誠品生活の25年連結売上高は前年比1.8%増の69億7200万元で、純利益は2600万元で、前年の2倍だった。
■会員400万人以上
誠品生活の会員は400万人以上で、売上高の6割以上を占めている。
呉・董事長は、会員専用ラウンジ「誠品会員聚所」を開設すると説明した。6月中旬に誠品生活台南(台南市南区)に、第4四半期(10〜12月)に誠品生活480(台中市西屯区)に開設し、26年末〜27年初めには台北市南港区に100坪以上のラウンジを設ける予定だ。

呉・董事長は、近年、エモーショナルバリューやセルフケアの需要が高まっていると説明した。
誠品生活は、20年から誠品生活新板店(新北市板橋区)などにブラックカード会員専用の飲食空間「エリートプレミアム」を開設しており、休日は常に満席だ。ブラックカード会員は月に最高10回来店し、来店頻度も20%増加している。
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