ニュース 電子 作成日:2026年10月28日_記事番号:T00131555
パソコン大手、華碩電脳(ASUS)傘下の販売会社、華碩聯合科技(ASUSテクノロジー)の廖逸翔・システム事業総経理は27日、DRAMやSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)など部品価格の上昇を受け、台湾市場の法人向けPC価格は下半期(7〜12月)に前期比10%上昇し、2027年上半期(1〜6月)にも今年第4四半期(10〜12月)と比べて5%以上上昇すると予測した。企業の調達意欲が堅調で、大企業や政府機関は予算を増やしており、値上がりを見越して調達を前倒ししている企業もあると明かした。28日付経済日報などが報じた。
ASUSテクノロジーの廖・システム事業総経理(27日=中央社)
廖・システム事業総経理は、今年上半期に法人向けノートPC価格は30%上昇したものの、出荷量も20%以上増加しており、企業の調達意欲の堅調さがうかがえると語った。
ASUSは、事前に部材を確保するなど、サプライチェーン(供給網)管理によって、第3四半期(7〜9月)と第4四半期の値上げ幅をそれぞれ5%に抑えると説明した。
■AI普及でPC買い替え需要
廖・システム事業総経理は、部品価格上昇が続く中、(エッジデバイス内部でデータの処理を行う)エッジAI(人工知能)の普及で、PCの買い替えが増えると指摘した。
昨年末は部品価格の急騰を予想できず、企業や政府機関は予算編成が間に合わなかったが、今年は予算を増額し、大企業の中には予算を30〜40%増額した企業もあると明かした。来年の価格上昇を予想して、調達を前倒ししている大企業も多いと語った。
ASUSは27日、法人向けPC「ASUS ExpertBook A7」を発表した。4万4900台湾元(約22万円)から(ASUSリリース)
同業の宏碁(エイサー)の陳俊聖(ジェイソン・チェン)董事長は9月19日、部品価格の高騰で、第4四半期のPC価格は5〜20%上昇し、27年半ばにピークを迎えると予想していた。27年下半期(7~12月)には価格が下落する可能性があると語った。
■RTX Spark搭載ノートPC人気
グラフィックスプロセッサー(GPU)大手、米エヌビディアの「RTX Spark」搭載ノートPCについて、廖・システム事業総経理は、メモリー容量64ギガバイト(GB)と128ギガバイトの製品の初回入荷分が全て売り切れたと明かした。次回は10月末に到着する予定だが、世界中で需要が強く、供給が逼迫(ひっぱく)していると説明した。
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