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作成日：2009年2月10日_記事番号：T00013280
ＵＭＣ、ウエハー検査を全面外部委託へ
聯華電子（ＵＭＣ）は生産効率の向上を目指し、半導体ウエハーのテスティング（検査）をすべて外部委託する方向で検討しているもようだ。これに伴い、ＵＭＣが検査機器30台を半導体検査大手の京元電子（ＫＹＥＣ）に数億元で譲渡する見通しだという。京元電子はＵＭＣの検査部門を統合することも視野に入れている。10日付工商時報が伝えた。
京元電子にとっては、短期的に設備取得費用が経営を圧迫するが、景気が回復すればＵＭＣからの検査需要を独占できる形で、メリットが大きい。設備譲渡交渉はＵＭＣと京元電子の経営トップ間で進んでいる。消息筋によれば、交渉は原則合意しており、価格面の詰めだけが残されているという。京元電子は９日、「市場のうわさにはコメントしない」と確認を避けた。
一方、ＵＭＣは10日の業績説明会で今年第１四半期の生産見通しを明らかにする。市場では出荷量が前四半期に比べ40～45％減少し、設備稼働率が約30％まで低下しているとの見方が有力だ。
