ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台鉄のタロコ号導入計画、円高で交渉難航


ニュース 運輸 作成日:2009年2月11日_記事番号:T00013292

台鉄のタロコ号導入計画、円高で交渉難航

 
 台湾鉄路管理局(台鉄)は東部幹線の輸送力強化を目的に日立製作所から新型車両「太魯閣(タロコ)号」の導入を進めているが、第2期調達部分の価格交渉が円高で難航し、合意のめどが立たない状況だ。11日付自由時報が伝えた。

 当初の契約では台鉄側が第1期導入分(48両)の効果を見た上で第2期(48両)の導入を決めたいとして、第2期調達分の契約価格は未定のままとなっていた。台鉄の范植谷局長が先ごろ日立製作所を訪れたが、交渉に進展はなかった。

 台鉄は当初、第2期の導入予算として5,600万台湾元(約1億5,000万円)を見込んでいた。しかし、円が20%ほど上昇したことから価格は予算を上回る見通しとなり、日本側が今月中に改めて見積もりを示すことを予定している。

 タロコ号は正式には「TEMU1000型」と呼ばれる中長距離用の振り子式交流電車で、2007年に導入された。設計はJR九州で導入されている885系電車とほぼ同型で、カーブの多い区間の運行に適している。