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作成日：2009年2月12日_記事番号：T00013320
宏泰人寿、全球人寿を買収か
オランダ系の生保大手、全球人寿保険（エイゴン）が台湾からの撤退を検討していると伝えられる中、域内生保の宏泰人寿保険の大株主、宏泰建設が全球人寿に対する買収監査（デューデリジェンス）に着手したもようだ。12日付工商時報が伝えた。
消息筋によれば、宏泰人寿は既に全球人寿と秘密保持協定を結んで監査作業に入っており、１カ月以内に完了する見通しという。宏泰人寿の筆頭株主である宏泰建設は遠雄（ファーグローリー）グループ傘下の遠雄人寿と同様、台湾から撤退する外資系保険会社の買収で宏泰人寿の規模拡大を狙っているとされる。
これについて、宏泰人寿の周国瑞董事長は「大株主の意向についてはコメントしない」と事実確認を避けた。
一方、宏泰人寿は日系の生保会社から13％の出資を受ける覚書を取り交わし、長期的提携関係を結んだという。提携先の社名は報じられていない。
