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威宝と大衆電信の1月業績、同一キャリア内無料通話で明暗


ニュース 電子 作成日:2009年2月12日_記事番号:T00013337

威宝と大衆電信の1月業績、同一キャリア内無料通話で明暗

 
 中堅携帯電話キャリア、威宝電信(ビボテレコム)の1月の売上高は、前年同月比86%増の5億3,100万台湾元(約14億円)で、過去最高の年成長率となった。一方大衆電信(FITEL)は、前年同月比38%減の2億3,700万元で、過去最悪のマイナス幅となった。威宝電信が同社ユーザー同士の通話が無料となる月額99元プランを打ち出し、大衆電信の学生ユーザー層を奪い取ったことが、両社の明暗を分けたようだ。12日付工商時報が報じた。
 
 威宝電信は昨年、同一キャリア内無料通話プランで、新規ユーザー30万件を獲得し、現在ユーザー数は85万件に上る。
 
 大衆電信も昨年、同様の月額299元プランを始めてユーザー100万件をなんとか維持しているが、中華電信、台湾大哥大(タイワン・モバイル)、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の大手3社に企業ユーザーを奪われたことも災いし、通話料収入が2,000万元台まで落ち込んでいるもようだ。