台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は昨年第４四半期、65ナノメートル製造プロセスによる売上高が174億台湾元（約462億円）で、景気の悪化を受けて前期比１割以上の減少に見舞われたものの、依然、同プロセスによる売上高はファウンドリーで首位を守った。65ナノ製品が売上高全体に占める割合は前期の25％から27％に上昇した。12日付経済日報が報じた。
同社は今年末までに32ナノ低効率製品を量産する計画だ。また、40ナノおよび45ナノによる売上比率は通年で２％に上る見通しだ。同社は今年、35％の売上減を予測しつつ、先進プロセスの研究開発（Ｒ＆Ｄ）におけるライバル他社との競争を重視している。
聯華電子（ＵＭＣ）は、現在先進プロセスで２位のシンガポールのチャータード・セミコンダクターを超えることを目標に、今年半ばにも45ナノプロセスによる試験生産を行う予定だ。
