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航空貨物が不振、中華とエバー航が5機を使用停止に【図】


ニュース 運輸 作成日:2009年2月16日_記事番号:T00013386

航空貨物が不振、中華とエバー航が5機を使用停止に【図】

 
 今年上半期の航空貨物市場が期待できないとみた中華航空(チャイナエアライン)と長栄航空(エバー航空)は、中華航がボーイング747型貨物機を3機、エバー航も2機を、航空機保管専用の米モハーヴェ空港に移し、コスト削減を図る。域内航空会社として初めてのケースで、世界的な景気低迷による打撃の大きさをうかがわせる。16日付経済日報が報じた。
 
 ボーイング747貨物機を20機保有する中華航空によると、不景気の影響を受けて貨物積載量は昨年下半期から10~15%減少しているという。
 
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 こうした状況を受け同社は今年1月、既に同型機2機をモハーヴェ空港での保管に回しており、2月にも1機を移す予定だ。同社によると、保管料は年間10万米ドルかかるが、飛行場に駐機しておくよりコストを抑えられる。また、保管中は最低限の整備を受けられるため、利用再開に当たって、メンテナンス不要の場合、最短2週間で復帰させられると説明した。
 
 モハーヴェ空港は、米カリフォルニア州の砂漠地帯にあり、「飛行機の墓場」とも呼ばれる。現在、最大保管数300機に対し、米航空会社の機体を中心に200機以上が保管されている。