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抗がん剤の台湾神隆、研究開発・製造の受託拡大へ


ニュース その他製造 作成日:2009年2月17日_記事番号:T00013423

抗がん剤の台湾神隆、研究開発・製造の受託拡大へ

 
 抗がん剤原料を主力とする台湾神隆(サイノファーム・タイワン)の馬海怡総経理は、今年、研究開発(R&D)・製造分野の受託業務を拡大し、さらに成長を目指す考えを示した。17日付工商時報が伝えた。

 同社の2008年売上高は、前年比26%増の31億4,400万台湾元(約84億3,000万円)、税引前利益は同119%増の9億500万元と、ともに3年連続で過去最高を更新した。馬総経理は、昨年米国で大腸がん治療の原料薬が発売され出荷が好調だったこと、および従来どおり収益性の高い製品を量産したことが奏功したと述べた。

 同社は昨年、日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)の定める「医薬品および医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準」(GMP)に、域内企業として初めて合格するなど、海外の認証を次々と取得し、新興市場への進出も果たした。

 同社は現在、既に多くの後発医薬品(ジェネリック医薬品)の原料を開発しており、新製品の発売も予定している。