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液晶用フィルムの嘉威全、生産能力をAUO用に振り向けか


ニュース 電子 作成日:2009年2月17日_記事番号:T00013436

液晶用フィルムの嘉威全、生産能力をAUO用に振り向けか

 
 友達光電(AUO)傘下で液晶用輝度向上フィルムを生産する嘉威光電(ガンマ・オプティカル)は、液晶パネル業界で最近緊急受注が相次ぎ、周辺部品の需要が急激に高まる中、生産能力すべてをAUO向けの供給に充てているとの観測が出ている。17日付経済日報が報じた。
 
 嘉威光電の黄文駿董事長は、「そういった観測があることは知らない。しかし市場の好転により売上高は月を追って増加しており昨年第4四半期とは状況が一変した」と語っている。
 
 ただ業界関係者からは、「現在確かに需要の好転が見られるが、業界全体を潤すほどではない」との指摘が出ており、パネルメーカーは、部品調達先として品質と価格競争力を備えたメーカーや、傘下メーカーを優先させているという。
 
 こうした状況の中、嘉威やバックライトモジュールの輔祥実業、奈普光電科技(タイワン・ナノ・エレクトロオプティカル・テクノロジー)などのAUO傘下メーカーのように、大手グループとの関係が深い企業ほど業績を伸ばすとみられる。