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今年の半導体産業生産額、1兆元割り込む=IEK予測【図】


ニュース 電子 作成日:2009年2月17日_記事番号:T00013437

今年の半導体産業生産額、1兆元割り込む=IEK予測【図】

 
 1兆台湾元(約2億7,000万円)産業と位置付けられている半導体産業の年間生産額が今年1兆元を割り込み、前年比26.9%減の9,845億元になるという予測が16日、工業技術研究院産業経済趨勢研究センター(IEK)から発表された。17日付経済日報が報じた。
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 IEKによると、今年はファウンドリーやDRAMなどIC製造業界の生産額が前年比で30%以上減少し、半導体産業全体の生産額を大きく引き下げる。DRAMやNAND型フラッシュメモリーは、2007年以来の供給過剰が価格下落を招き、昨年第4四半期から広く減産措置が採られている。

 一方、IC設計やパッケージング・テスティング(封止・検査)業界は、半導体産業全体の平均と比べると、前年比減少幅は小さいという予測だ。ただ、IC設計業界の昨年第3四半期生産額が前期比10.9%減、前年同期比9.1%減の1,070億元だったのに対し、昨年第4四半期には前期比25.4%減、前年同期比20.6%減の798億元まで急激に落ち込んだ。近年高い成長率を維持してきたIC設計業界でも、昨年下半期からの急速な冷え込みがうかがえる。

 もう一つの1兆元産業、液晶パネルを中心とするフラットディスプレイ産業は、今年の生産額も前年と同水準の1兆4,800億元前後と予測されている。