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液晶ドライバICの聯詠、円高で受注拡大へ


ニュース 電子 作成日:2009年2月19日_記事番号:T00013487

液晶ドライバICの聯詠、円高で受注拡大へ

 
 液晶パネルドライバICメーカー、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)は18日、円高、台湾元安が続いていることで、これまで日本メーカーからドライバICを調達していた企業から同社への引き合いが増えていることを明らかにした。19日付経済日報が報じた。

 同社発表の昨年第4四半期の売上高は、前期比34.5%減の45億2,500万台湾元(約123億円)、純利益は71.48%減の3億1,100万元だった。1月売上高も9億400万元と、過去4年で最低まで落ち込んだが、王守仁総経理は「1月を谷底に今後成長する」と見通しを楽観している。

 アナリストによると、中小型パネル向けドライバICは、▽日立製作所▽NEC▽ルネサステクノロジ──など日本メーカーがこれまで高いシェアを握っていたが、台湾メーカーに発注が流れている。また、▽友達光電(AUO)傘下の瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)▽奇美電子(CMO)傘下の奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)──など大手グループに属するメーカーではなく、聯詠科技のような独立系メーカーの方が信用を得やすく、恩恵を受けそうだ。