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作成日：2009年2月19日_記事番号：T00013489
コンパル、昆山で従業員１万人募集
ノートパソコン（ノートＰＣ）受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）は、最近の低価格ノートＰＣ（ネットブック）受注急増に対応するため中国江蘇省の昆山工場で、作業員１万人の募集を行っているという。同社では人手を増やした後、各生産ラインの勤務体制を現在の２班１交替から３班２交替に切り替える計画だ。19日付工商時報が報じた。
中国華東地区におけるハイテク産業集積地、昆山および蘇州地区では最近、同国政府が農村への家電普及を図る「家電下郷」プロジェクトや、川下メーカーによる在庫補充の動きが活発化したことを受け、人手不足が生じている。
昆山地区に進出する、ＤＭＳ（設計・製造ソリューション）受託大手の環隆電気（ＵＳＩ）や、プリント基板アセンブリ（ＰＣＢＡ）の台湾表面黏著科技（ＴＳＭＴ）なども、受注が生産能力の限界に近づいており、人材の需要が高まっているという。
蘇州でも、同地区の工場で大幅な人員削減を行っていた華碩電脳（ＡＳＵＳ）をはじめ、佳世達科技（Qisda）や友達光電（ＡＵＯ）も、受注回復に伴い新規採用を開始しているようだ。
