ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「中正紀念堂」の文字額、7月に復活へ


ニュース 社会 作成日:2009年2月23日_記事番号:T00013540

「中正紀念堂」の文字額、7月に復活へ

 
 台北市の中正紀念堂本館に掛けられている文字額が7月末までに「台湾民主紀念館」から「中正紀念堂」に戻されることが決定した。馬英九総統は22日、立法院での「中正紀念堂管理処組織編成」復活決議に基づき、文字額の掛け替えを実施するよう指示した。なお、取り外された「台湾民主紀念館」の額は、台湾民主化の歴史に関連する展示場に掲げられる予定だ。23日付中国時報が報じた。

 また中正紀念堂正門に掛けられている「自由広場」の文字額を元の「大中至正」に掛け替えるかどうかについて馬総統は、「投票方式での決定は遺恨を残すため、意見の異なる者を広く集めて公民フォーラムを開催して共通認識の形成を目指し、政府はその結果を尊重する」という考えを示した。

 文字額掛け替えスケジュールの決定を受けて中国時報は、「社会的リソースの無駄遣い」と批判し、「政権交代のたびに文字額が掛け替えられるようになれば、犠牲になるのは民進党政権時代に文字額掛け替え業務に関わったため、政権交代後に辞職を迫られた周燦徳・教育部常務次長のような下層部の官僚だ」と苦言を呈した。