ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

野党勢力が国是会議、経済閣僚の辞任要求


ニュース 政治 作成日:2009年2月23日_記事番号:T00013542

野党勢力が国是会議、経済閣僚の辞任要求

 
 野党・民進党系勢力による民間国是会議が22日閉幕し、馬英九政権の経済運営に不満を示すため、李述徳財政部長、石素梅・行政院主計長、尹啓銘経済部長の辞任を要求していくことで一致した。また、予算案の組み直しや失業給付期間の1年間への延長も求めた。23日付自由時報が伝えた。
T000135421

会議終了後、意見を交わす蔡民進党主席(右)と黄昆輝台聯主席(左)。「国是会議」と銘打ちながら、野党による馬政権批判一色の大会となった(22日=中央社)
 
 民進党の蔡英文主席は会議の総括発言で、「馬英九政権は危機を軽視し、よく考えずに発言を行い、予測が外れ、政策は効果を発揮していない」と強い口調で批判し、内閣改造を求めた。民進党は来月にも2回目の国是会議を開き、馬英九政権の対中政策について全面的な評価を行う予定だ。

 蔡主席の主な総括内容は、▽馬政権は労働者階級の保護を優先し、低所得世帯の資格条件を緩和すべき▽失業給付の支給期間を1年間に延長▽失業者救済に向けた短期的な就労機会を創出すべき▽税制改革は長期的な租税構造に着目すべきで、景気刺激の道具ではない▽馬政権は財政赤字削減策を示すべき▽中央政府の財源の地方移転を推進し、地域間格差を是正すべき▽中台交渉は中国の台湾製品や台湾企業に対する不公平な貿易障壁や政治的干渉の撤廃などを先に要求すべき──など。