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高雄洲際コンテナセンター、2期計画を前倒し推進


ニュース 運輸 作成日:2009年2月23日_記事番号:T00013547

高雄洲際コンテナセンター、2期計画を前倒し推進

 
 台湾経済を刺激するため交通部は、高雄港洲際コンテナセンター第2期建設計画の前倒し推進を決定した。総投資額は1,000億台湾元(約2,680億円)となる見通しで、少なくとも2,000件の就業機会を創出できるとしている。また、竣工後は高雄港のコンテナ取扱量と国際競争力の大幅な向上が見込めると期待している。23日付経済日報が報じた。

 交通部関係者によると第2期建設は、陽明集団が開発を進める第1期コンテナセンター(第6コンテナセンター)に隣接して512ヘクタールの埋立地を造成し、コンテナ埠頭(ふとう)5基、石化埠頭8基、および運用施設を設置する計画だ。既に台湾中油が石化埠頭区への進出を表明している。

 第2期計画は埋め立てを行い用地を造成する必要があるため、大規模な工事となる。BOT(建設、運営、譲渡)方式で進めるとなると業者の投資額も膨大でリスクは高くなり参入意欲の低下が懸念される。このため交通部では実現可能性を高めるため、政府が埋め立ておよび連絡道路の建設(約550億元)を請け負い、埠頭・運営施設・設備機器の設置(約450億元)は業者がBOT(建設、運営、譲渡)方式で行うことを計画している。