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福建省訪問団、台湾の石油化学各社にラブコール


ニュース 石油・化学 作成日:2009年2月24日_記事番号:T00013588

福建省訪問団、台湾の石油化学各社にラブコール

 
 葉双瑜・福建省副省長率いる台湾訪問団に随行している中国側関係者は23日、台湾の石油化学メーカーに対し、同省泉州市泉港区の台湾企業専用区への進出を強く呼び掛けた。24日付経済日報が伝えた。

 泉港区では中台間の直航実現後初のプラスチック原料専用港の整備が計画されており、将来的には台湾の麦寮工業港に匹敵する年1億トンの取り扱い能力を備える見通しだ。中国側は泉港区の石油化学専用団地の第1期、第2期の用地を台湾の石油化学メーカー専用区として確保するなど、受け入れ態勢を整えている。中国側関係者は、福建省政府が進出台湾企業への融資提供に同意していることも明らかにした。

 葉副省長は「大陸側は台湾の石油化学メーカーによる投資促進に全力を挙げる。両岸(中台)間での直航に伴い、泉港区を海峡西岸(中国)の重要な発展中枢として整備することで、台湾企業専用区は海峡両岸の経済貿易の先進地となることが望める」と指摘した。

 葉副省長はまた、中台間の金融交流を促進するため、福建省内の都市商業銀行に対し、台湾の金融機関による投資をさらに認めていく方針も示した。