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作成日：2009年2月24日_記事番号：T00013594
ノートＰＣ市場の在庫水位、「正常より高い」＝ＭＳＩ董事長
微星科技（マイクロスター・インターナショナル、ＭＳＩ）の徐祥董事長は23日、「ノートパソコン（ノートＰＣ）市場における在庫水位は現在、正常な状態を１～２カ月分超えており、消化には３月までかかる」と悲観的な見方を示した。先ごろ「サプライチェーンで供給不足が起きている」と話した王振堂・宏碁（エイサー）董事長とは異なる認識だ。24日付工商時報が報じた。
徐董事長は、「中南米および東欧市場では、世界金融危機の影響で流通業者が銀行から融資を受けられなくなり、さらに為替レートの急激な変動がノートＰＣメーカーの在庫消化にとって大きな圧力となっている」と話した。
同社は昨年末に、今年の出荷目標を450万台と表明していたが、徐董事長は今回「目標達成できるとは言い切れない」と語った。ただ、「達成できないと判断するには早過ぎる。今後は積極的に販路の確保に努め、他社に先駆けて新製品を発売して景気回復後に市場をリードする立場に立ちたい」と抱負を示した。
同社では今後、西欧、韓国、日本、中国など比較的金融危機の影響が小さい市場での商機獲得をより重視する考えだ。
