中華電信は、傘下のインターネットプロバイダ、HiNET（ハイネット）の光ファイバーインターネットサービス「光世代」で、下り通信速度20メガビット（Mbps）のプランの提供を計画している。料金は月額1,300台湾元（約3,500円）で10Mbpsプランの約３割増しだが、速度は従来の２倍となる。24日付経済日報が報じた。
現在、光世代10Mbpsプランの契約件数は約105万件で、ブロードバンドサービス契約数全体の約30％を占める。今年は45.1％に当たる180万件が目標だ。
一方、台湾大哥大（タイワン・モバイル）も高速インターネットサービスの充実を図る計画で、今年は６Mbpsを主力とするが、今後20、30Mbpsの高速サービスも提供する考えだ。同社では、光ケーブルとケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）回線を合わせたブロードバンド契約件数を、現在の９万件から今年中に13万件まで拡大することを目指すとしている。
なおケーブルテレビ回線を使ったインターネットユーザーは昨年、台湾大哥大や凱擘（ＫＢＲＯ、旧東森媒体科技）、中嘉網路（ＣＮＳ）、台湾寛頻通訊顧問（ＴＢＣ）のキャンペーンにより約20～30％増加して約63万世帯に達した。今年はさらに70万～80万世帯まで増加すると予測される。
